大分神社探訪

天神社(日出町大神〈ひじまちおおが〉)

日出町大神枯鉾の天満神社
天神社は,日出町大神の枯鉾地区に鎮座する。JR日出駅の北東約2キロメートルである。
「神社明細帳」に天御中主命を祭神とする「天神社」として載せる。
明細帳が載せる古老の伝承によると,大神比義(六世紀頃宇佐神宮の神を祭っていたとされる人物)が宇佐に帰るさい,天津神を勧請して社の後に楠を植えたが,それが古木となって残ったので,地名が枯鉾となったという。
拝殿内に社殿修築の寄付者を記載した板が掛かっているが,そこには「枯鉾天満神社」とある。
日出町大神の天満神社社殿日出町大神の天満神社本殿
拝殿,本殿とも簡素な造りである。
日出町大神の天満神社境内
社殿の周囲に石塔や石祠が点在する。

(大分県速見郡日出町大字大神)
2008.3.28


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