大分市神社探訪
子子神社(ししじんじゃ)は,敷戸駅の南600メートル,国道10号線の脇に鎮座する。 光仁天皇の御代(770-781),全国に京都の祇園社(八坂神社)の分霊を祭ったが,豊後古国府(ふるごう)にも祇園社が創建された(→大分市上野の弥栄神社)。 天正年間,津島氏が豊後に侵攻したさい,古国府の祇園社を敷戸の地に避難させた縁で,ここに分霊を祭ることになったという。 崖下の狭い場所に簡素な社殿が建っている。
(大分市鴛野) 2008.3.30
参考:祇園信仰とは?
大分市(東稙田〈ひがしわさだ〉地区)神社探訪