天満神社は,JR(日豊本線)別府駅の北約1キロメートル,境川の右岸に鎮座する。「野口天満神社」とも称する。
祭神は菅原道真公で,正天五年(1577)の勧請という。
慶長三年(1598)に別府湾を襲った地震と津波によって一帯は被災したが,神徳によって社地は保たれたと伝える。さらに享保十四年(1729)の洪水にも社地に被害はなく,数々の神威によって篤い崇敬を集めたという。。
破風付きの拝殿。中に神輿が置かれていた。
拝殿の背後の一段高い場所に本殿がある。
石乗型の狛犬は昭和十四年(1939)の奉納である。
参道に牛とライオンが置かれている。
(大分県別府市天満町16)
2009.2.26