劔八幡宮(けんはちまんぐう)は,JR(日豊本線)鶴崎駅の南東1キロメートル,大野川の近くに鎮座する。
創立に関して,宇佐神宮とのかかわりを示唆する伝承がある。いわく,宇佐宮に紛議があり,所蔵の七鉾のうち三点を紛失したが,社家の夢に「鉾は鶴崎の地に鎮座している」とあった。正保二年(1645),当所の大木に三鉾が出現し,細川侯がこれを吉祥とし,翌年社殿を造営したという。
祭神は誉田別尊,比賣大神,大帯姫神(神功皇后)である。
入母屋造りの拝殿の背後に流れ造りの本殿が建っている。
境内の稲荷神社は細川侯の寄進である(平成三年改修)。
稲荷神社前の狛犬(年代不詳)。
(大分県大分市東鶴崎3丁目)
2009.2.27