別府市内竈の八幡竈門神社（別府市内竈〈うちかまど〉）

八幡竈門神社は，内竈地区に鎮座する。
鬼が造ったという伝説のある長い石段を上り詰めると二の鳥居の奥に社殿が見える。
社伝によると，神亀四年（727）に豊前宇佐から仲哀天皇と応神天皇の神霊が宝城峰（御越山）に降臨した。さらに天長三年（826）に神功皇后の神霊を宇佐から迎えた。
現在の主祭神は応神天皇，仲哀天皇，神功皇后である。

境内に多賀社があり，伊邪那岐命と伊邪那美命を祭っている。
当社には亀にまつわる伝承が多く，祈願のための「なで亀」が置かれている。また大分トリニータ（Jリーグ）のマスコットのニータンの生誕の地でもある。

狛犬は昭和三年（1928）の寄進である。

（大分県別府市内竈）
2009.2.28

別府・日出地区神社探訪