金刀比羅社は,JR(日豊本線)大神駅の北東1キロメートルに鎮座する。社地のすぐ裏が線路である。
文化三年(1806)の創建で,祭神は大物主命である。
明治十五年(1883)に藤原村井手の八幡宮の分霊を配祀して以後「八幡さま」と呼ばれるようになり,主祭神の金刀比羅社は影が薄くなった。
参道の石鳥居の額束にも「八幡社」と刻されている。
地域の集会所(公民館?)が拝殿を兼ねているようである。
建物の裏に流造りの社殿が独立している。
社殿の横に祀られている石祠には「文政四年」(1821)?と刻されている。
(大分県杵築市相原)
2014.3.30