大分神社探訪

鷹居神社(宇佐市上田〈うえだ〉)

鷹居神社の参道入り口
鷹居神社(たかいじんじゃ)は,JR(日豊本線)宇佐駅の西5.4キロメートル,駅館川の右岸に鎮座する。「鷹居八幡宮」とも呼ばれる。
この地に宇佐神宮の主祭神である八幡神が鷹の姿で顕現したと伝え,ここに八幡神(応神天皇)を祀るために最初に社殿が建てられたという。すなわち,当社は宇佐神宮の旧跡である。
創立後,変遷を経て神亀二年(725)に八幡神は小椋山(亀山)に遷座し,現在の宇佐神宮となったのである。
仲哀天皇と神功皇后が後に祭神に加わった。
当社は宇佐神宮の摂社であったが,明治十二年(1879)に県社に列せられてより,地域の鎮守として崇敬されている。
鷹居神社社殿正面
かなり広い境内に簡素な社殿が建っている。
市史は境内社二社を記録している。海神社(大海祇命)と稲荷神社(倉稲魂命)であるが,今は本社に合祀されているのであろうか。
鷹居神社拝殿鷹居神社幣殿
拝殿の背後に幣殿があり,その奥に覆屋で保護された本殿がある。
鷹居神社本殿鷹居神社本殿
本殿は石狛犬が守護している。

鷹居神社遠景
参道から社地を望む。

(大分県宇佐市上田1435)
2017.11.12


宇佐市の神社