御嶽山の鏡岩（神川町二ノ宮〈にのみや〉）

金鑽神社（かなさなじんじゃ）の背後に標高343メートルの御嶽山（みたけやま）という小山がある。
山腹に鏡岩と呼ばれる巨大な岩盤が露出しており，国の天然記念物に指定されている。幅9メートル，高さ4メートル，斜度30度の平滑な岩盤である。
断層活動のさいに摩擦によって表面が磨かれたと考えられている。

鏡岩は，赤みを帯びた色が特徴で，赤鉄石英片岩と呼ぶらしい。

山頂は平坦で，小祠と多数の石仏が並んでいる。石仏は四国八十八ケ所を模したものと言われている。

（埼玉県児玉郡神川町二ノ宮）
2006.11.18