諸国神社めぐり

戸隠神社中社(長野市戸隠〈とがくし〉)

戸隠神社中社社頭
戸隠神社の中社は,JR長野駅の北西15キロメートルに鎮座する。
寛治元年(1087)に奥社より勧請して創立された古社である。
祭神は天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)で,奥社の祭神とは異なる。
戸隠神社中社の三本杉戸隠神社中社の参道
大鳥居の先の三本杉を過ぎて長い参道を登ると,拝殿の屋根が見えてくる。
戸隠神社中社の拝殿
戸隠神社中社の拝殿
戸隠神社中社の御神木戸隠神社中社のさざれ瀧
御神木とさざれ瀧。

戸隠神社中社境内の日吉社戸隠神社中社境内の石祠
境内に日吉社が祀られている。宝永四年年(1707)に比叡山麓の日吉大社から勧請された。祭神は瀧津姫命である。
社殿の背後の石段の上に石祠がある。

戸隠神社中社境内の諏訪社戸隠神社中社境内の天神社
三本杉の奥にも境内社が並んでいる。
「諏訪社」の額が掛った流造の社殿の右に天神社がある。
戸隠神社中社境内の宣澄社戸隠神社中社境内の宣澄社石祠
いちばん奥に宣澄社(せんちょうしゃ)がある。
天台宗の宣澄阿闍梨を祀っている。応仁二年(1468)に天台宗と真言宗の争いがあり,宣澄が急死した(暗殺という)。
宣澄の墓碑は,当社背後の怪無山(けなしやま)の山中にあったが,宝永二年(1705)に当社南方300メートルの集落中に移され,さらにこの場所に建立された。

(長野県長野市戸隠3506)
2017.9.4

戸隠神社(公式サイト)


長野神社めぐり