諏訪社は,JR(信越本線)亀田駅の南800メートルの船戸山地区に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十七年)に「中蒲原郡舩戸山新田字釜渕 無格社 諏訪社」とある。
寛永八年(1631)の創立で,旧亀田町の大字船戸山の一部の産土神である。
祭神は健御名方命である。明治三十三年(1900),亀田町の諏訪社合殿の豊受大神を合祀した。
拝殿は,古い部材を生かしながら丁寧に修理されているようである。
本殿は美しい流れ造りで装飾も細かい。
狛犬は所島の草薙神社のものに酷似する。台座の銘も「明治四十四年八月」で,奉納の時期も同じである。
(新潟県新潟市江南区船戸山2丁目)
2008.6.21