新潟市神社探訪

高砂稲荷神社(新潟市中央区鏡が岡〈かがみがおか〉)

高砂稲荷正面
高砂稲荷神社は,沼垂小学校の校門脇に祭られている。鳥居の額と社号標に「高砂稲荷大明神」とある。
「神社明細帳」(昭和六年編入)に「新潟市沼垂字鏡ヶ岡八番地ノ三鎮座 高砂稲荷神社」と記録されている。
新発田藩第四代当主の溝口重雄公が,天和二年(1683)の沼垂蔵所の開設に合わせ,五穀守護神として当社を創建した。
祭神は保食神,御餐神である。
はじめは沼垂小学校の敷地に鎮座したが,明治三十七年(1904),小学校の建設のため現在地に遷された。
寛延二年(1749)に七代藩主の直温公が米蔵の守護を祈願して京都で作らせた黄金の秘仏・婆珊婆演底主夜神(ばさんばえんていしゅやじん)を収蔵しているという。

高砂稲荷のキツネ
お稲荷さんなので狐であろうが,子犬のように見える。
入り口の近くには普通の狐の形の像もある。

(新潟市中央区鏡が岡5-7,JR新潟駅から徒歩20分)
2003.2.17

参考:稲荷信仰とは?


新潟市中央区(沼垂地区)神社