大分神社探訪

弥勒寺跡宇佐神宮境内)

弥勒寺跡
神亀二年(725)宇佐神宮が現在地(小椋山,亀山)に遷座したと同時に,神宮寺が創建された。
宇佐神宮の東方1.3キロメートルの日足地区に弥勒禅院が,その南方の南無会地区に薬師勝恩寺が建立された。
天平十年(738)には上記の二寺を統合して宇佐神宮境内に「弥勒寺」が成立した。
現在の境内の西端,呉橋から伸びる西参道の南側に,講堂,金堂,二基の三重塔の伽藍などが並んでいた。
さらに伽藍の東には守護神として八坂神社(祇園社)も創立された。
弥勒寺跡礎石弥勒寺跡
明治初期の廃仏毀釈政策により,弥勒寺は廃寺となり,今は礎石の一部が残るだけである。

2018.3.17


宇佐市の神社