新潟県神社探訪

若宮社(五泉市能代〈のうだい〉)

能代の若宮社
若宮社(若宮御廟・若宮御陵)は,JR五泉駅の西約1.5キロメートルに鎮座する古社である。祭神は廣臨(ひろみ)親王。
社域の周辺は田園の中の静かな集落である。
以下は小田島允武の『越後野志』所載の来歴。

祭神の廣臨親王は,佐渡に流された順徳天皇の皇子で,帝の跡を追って越後に来たが,佐渡に渡ることができず,居所を移しながら潜伏していた。能代の領主・能代左衛門尉に身を寄せていた時,事が鎌倉に漏れ,左衛門尉はやむを得ず親王を弑すこととなった。親王は逃走したが,小口村(JR新関駅の西)で自害。時は貞応二年(1223),親王十六歳であった。最期の地に祠廟を建ててしばらく祭っていたが,寛喜元年(1229)に能代に社地を賜り,神廟を建て,若宮三社大権現と号した。
まもなく小口村の墳墓の所在は不明となったが,元文年間(1736−1740),偶然に発見された。(『越後野志』巻九「若宮神社」の項)
小口の若宮社

能代の若宮社拝殿
能代の若宮社本殿能代の若宮社本殿装飾
本殿には古怪な人面風の装飾が施されている。
県道を隔てて諏訪神社が鎮座する。

(新潟県五泉市能代,JR五泉駅から徒歩20分)
2004.6.13


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