弥彦山の麓に鎮座する弥彦神社は明治四十五年(1912)三月,近隣民家の火災に類焼し,本殿ほか多くを失った。大正五年(1916)十月に新社殿が竣工した。
拝殿はもちろん,本殿もさすがに大きい。
参拝の作法は通例とは異なり,豊前(大分県宇佐市)の宇佐神宮と同じ「二拝四拍手一拝」とされている。
境内社のほか,社域の周囲には,二座の諏訪神社(上諏訪神社,下諏訪神社),住吉神社,火宮神社,古峯神社,祓戸神社,湯神社,さらに祭神の御廟などが点在し,一帯が神霊の気に包まれている。
背後の弥彦山の山頂には弥彦神社御神廟が祭られている。
(新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦,JR弥彦線・弥彦駅下車徒歩10分)
2002.1.1, 2004.11.8, 2005.5.21